2009.03.16 Monday 19:46
ごめん、愛してる〈上〉 佐藤 操,イ ギョンヒ | ごめん、愛してる〈下〉 佐藤 操,イ ギョンヒ | ごめん、愛してる オリジナル・サウンドトラック(DVD付) TVサントラ,キル・ウンギョン,コ・ヨンファン |
ネタバレもあります!御注意!
アニメ版「空白の1年」で大分心のモヤモヤも薄れましたがまだ足りないと公式ガイドブック等々購入してはみたのですが「まだまだ足りない」のがミ・サ廃人のつらいところ。
実はガイドブックを注文した直後に「毒を食らわば皿までも」で「小説本」と「CD(DVDつき)」も注文してしまいました。
まだ全部読んでは居ないのですが先にごめん、愛してる〈下〉の最後の方を読みました。
読んで本当に良かったです。
アニメ空白の1年でも描ききれなかった詳細が分かりかなり納得できました。
ムヒョクのお墓が何故オーストラリアにあるのかも。。。
CDを購入したのは「初めてのその時へ」の対訳があると言うので買ってみました。
この歌にムヒョクの心情が歌われていて何故ウンチェの前から姿を消そうとしたか何故オーストラリアのお墓に眠るのを望んだかが分かるんですよね・・・
【初めてのまま・チョウム クデロ・初めてのその時へ、と3つタイトルがあるみたい・・・】
まさに「悲恋」としか言いようがないですよね・・・
ムヒョクの自殺もそうしないとユンの為に間に合わないかもしれないし。。
ユンを先に逝かせてしまったらムヒョクは死んでも死にきれなかっただろうしね・・・
でも自分が死んでしまったらウンチェは?
ウンチェの為には最後までムヒョクと一緒に居て思う存分ムヒョクのお世話をして・・・
愛し合うもの同士最後まで離れずにいたらまだウンチェにも生きる希望が残されたかも知れないよね。
それはムヒョクにも良く分かって居たと思う。
だけどムヒョクには時間が無かった・・・
自分の罪を償う為にも・・・母をこれ以上苦しめないためにも・・・
出来るならずっと生きてウンチェを守りたい・・・
それが出来ないならせめて最後の時までウンチェと居てウンチェに自分の死を納得できるようにしてあげたい。
ムヒョクはそう思ったと思う。
だけど・・・だけどどうしてもユンと母を救うためには時間が無かった・・・
だからせめてウンチェには自分を忘れて欲しいと願ったんだね・・・・・
だからどんなに「愛してる」と叫ばれてもムヒョクにはウンチェを抱きしめることもキスすることも愛してると言うことも出来なかった・・・
ただただ感情を抑えてただただウンチェを見つめるしか出来なかったんだよね・・・
この愛を無かったことに・・・自分を知る前のウンチェに戻って・・・
ウンチェの願いはよく分かってたけどそれを受け入れることが出来ない自分・・・
ごめん・・・分かっているのにウンチェの願いを叶えることが出来なかった・・・
ごめん・・・悲しい思いをさせて・・・ごめん・・・全てのことに・・・
ごめん、愛してる・・・・
ムヒョクの気持ちは本当によく分かる・・・
だけど・・・ムヒョクの気持ちが分かったとしても残されたウンチェにはあまりにも残酷な最後だったよね。。。
だって無かったことになんて出来る筈ないもの・・・
ましてその後に父の罪を知ってしまったし・・・
全ての運命のいたずらは父が原点だったんだしね・・・
ムヒョクの死から1年。。
ムヒョクが生かしたいと願ったユンの回復とムヒョクの残した家族の行く末の無事を見届けて・・・
ウンチェの昇華出来なかった愛はああいう形でしか昇華させることが出来なかったんでしょうね・・・
ドラマ・ごめん、愛してるの結末としてはあれしか無かったと・・・・・
でもね・・・
もし私がウンチェの親だったら娘がムヒョクの余命を知ったときから無理矢理にでもムヒョクを捕まえて結婚とかさせちゃうよ・・・
例えその後にムヒョクに自殺されたとしても・・・
娘に思う存分ムヒョクのそばに居させる方を選ぶな・・・
それは娘が立ち直るには一番良い方法だと・・・
まぁね・・・普通の親だったら「悲しむだけだ!」と反対するだろうけど・・・
その昔・・・
まぁ私も年をとってる分色々と・・・あはは。
アニメ版ウンチェの時間の感覚が変になって心が彷徨うのは本当によく分かる。。。
死にゆく人に出来る限りの真心を尽くすのは・・・自分が立ち直る為でもあるんだよね・・・
それをさせて貰えなかったウンチェは・・・やっぱりああするしか・・・ね・・・
初めてのその時へ↓対訳字幕付き見つけました。
⇒ ribia (12/04)
⇒ サイクリング (12/01)